日本LPガス協会は15日、平成14年度のLPガス自動車普及促進事業を開始すると発表した。ディーゼル車をLP(液化石油)ガス車に代替する際、国から補助金が出る。
LPガス車はディーゼル車にくらべNOx(窒素酸化物)やPM(粒子状物質)の排出が少ない。このため国はディーゼル車からLPガス車に代替する場合に一定の補助金を出している。補助額は既存燃料車からの改造にかかる費用の2分の1の額または上限額(軽貨物・小型貨物や20万円、それ以外は25万円)のいずれか低い方を選択する仕組み。
LPガス車はタクシーでかなり普及している。これは燃料代がガソリンよりも安いという理由によるもの。環境のためにLPガス車を普及させるにはトラック・バスといったディーゼル車からの代替をもっと進める必要がある。