12日未明、茨城県結城市内の市道で、ミニバイクで走っていた男性が前から走ってきた自転車を避けようとして転倒。自転車に乗っていた男が、負傷したミニバイクの男性のポケットなどを物色し、仲間のクルマで逃走するという強盗傷害事件が起きた。警察では逃げたクルマの行方を追っている。
警察の調べによると、この男性は新聞配達のアルバイトに出かけるため、自分の所有するミニバイクで市道を走行していたが、前方から走ってきた自転車がバイクに急接近。この男性が危険を感じて回避操作をしたところ、雨で濡れた路面にハンドルを取られ、そのまま転倒した。
自転車に乗っていた男は倒れていた男性に無言で近づくと、救護するわけでもなく突然にレインコートのポケットなどを物色しだした。男性が多額の現金などを所持していないことがわかると、近くに止めてあった仲間らしき男5人が乗る白色のライトバンを呼び寄せ、自転車を積んでから現場から立ち去っていったという。ミニバイクの男性は濡れた路面でスリップした際に体を強く打ち、全治3週間の打撲傷を負っている。
警察では強盗傷害事件と断定し、逃げた男たちの行方を追っているが、同様のケースによる事件は例がなく、極めて珍しいものではないかとコメントしている。