冷静な通報は犯人の早期検挙に貢献---秋田県警、女子高生を絶賛

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秋田県警は11日、通りがかった女子高生を無理やりクルマの中に引き入れて連れ去ったとして、山形県米沢市在住の59歳の男を未成年者略取・誘拐の疑いで逮捕したことを明らかにした。高校生は隙を見てクルマから逃げ出して無事だった。

事件が起きたのは10日の午後6時30分ごろ。近所住む15歳の女子高校生が買い物に行くために横手市内の市道を歩いていたところ、駐車場に止めてあったクルマから「ちょっといいですか?」との声が掛かった。この高校生が自分を呼びかけるものではないだろうとして、それを無視していると、乗っていた男が突然この女子高生の腕をつかみ、自分のクルマの後部座席へと押し込み、そのまま走り出した。

クルマはそのまま10分ほど走ったところで信号停止したが、その隙に女子高生はクルマから脱出。持っていた携帯電話で110番通報を行い、この男が乗っているクルマのナンバープレートの番号を正確に連絡した。そのため、通報から10分後に緊急出動したパトカーがこのクルマを発見。運転していた男に職務質問したところ、女子高生を拉致しようとしたことを認めたため、未成年者略取・誘拐の疑いで逮捕したという。

秋田県警では「非常に冷静かつ正確な内容の通報で、これが犯人の早期検挙に大きく役立った」と、この女子高生を誉めている。

《石田真一》

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