触診ではない!! ---救急救命士を準強制わいせつ容疑で逮捕

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北海道警は8日、救急搬送中に交通事故被害者となった女性の胸を触るなど、わいせつ行為を行ったとして、札幌中央消防署に勤務する31歳の救急救命士を準強制わいせつの疑いで逮捕したことを明らかにした。

警察の調べによると、この救急救命士に「胸を触られた」と訴えた22歳の女性は、今年2月に札幌市内の交差点で起きたクルマ同士が衝突するという事故を起こし、足を負傷して救急搬送された。逮捕された救急救命士は病院まで搬送する間の2−3分、ストレッチャーに寝かされていたこの女性の胸を触り続けたという。

女性は「ケガをしたところは足だったのに、胸を触られたことでショックを受けた」として、3月上旬に札幌中央署に告訴状を提出。警察で捜査を開始したところ、この救急救命士が大筋で容疑を認めたために逮捕した。

救急救命士が患者の体に触れる際には、本人や家族に了解を得ることが必要と規定されているが、このときに確認を取ったかどうかは不明のままとなっている。救急車には他の隊員2名と、もう一方の当事者2名も乗っていたが、誰もこのわいせつ行為には気づいていなかったとされる。

警察では「容疑を自供したために逮捕したが、本格的な取調べには至っていない」とコメントしている。ちなみに職務中の救急救命士がわいせつ容疑で逮捕されたケースは過去に無い。

《石田真一》

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