埼玉県警は18日、風俗店でトラブルになった41歳の男性に暴行を加えて殺害し、遺体を廃車ごとプレスして処分したとして、埼玉県内在住の風俗店経営の男ら7人を死体損壊・遺棄や恐喝の容疑で逮捕したことを明らかにした。
警察の調べによると、男性が殺害されるという事件が起きたのは先月19日の夜と見られる。この男性は熊谷市内で同僚らと酒を飲んだ後から行方不明になっており、翌日には家族から捜索願が出されていた。
警察ではこの男性の足取りを追っていたが、熊谷市内の風俗店でトラブルになっていたという情報を入手。この風俗店の関係者から事情を聞いたところ、この男性から現金を脅し取った上、殴る蹴るの暴力を加えていたことが発覚。さらに暴行中にこの男性が死亡し、死体の処理に困っていた風俗店経営者に対し、知り合いの産業廃物処理業者が「ウチで処理すればいい」と提案。廃車のトランクにこの男性の遺体を載せ、そのままプレス機で処分したという。
逮捕された7人は大筋で容疑を認めており、警察では殺人事件に切り替えることも視野に入れて、この男らを厳しく追及している。また、合わせてこの産業廃棄物処理場の捜索も行われているが、遺体はまだ発見されていない。