警官を殺そうとした? 窃盗で逮捕のブラジル人がひき逃げも自供

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愛知県警は7日、別の窃盗容疑で逮捕したブラジル国籍の男が、昨年8月に職務質問をしようした警察官をひき逃げたことを自供していることを明らかにした。警察では殺人未遂罪の適用も視野に入れて捜査を進めている。

この事故は昨年8月26日早朝、名古屋市千種区今池の市道で「駐車場に不審な者がいる」と通報を受け、現場に急行した千種警察署の警官2人が職務質問をしようと接近したところ、駐車場に置いてあるクルマを物色していた男が、止めてあった自分クルマに乗り込んで急発進した。そのクルマはわずか10メートル走ったあたりで別のクルマと衝突して停止したため、警官が近寄ろうとしたところ、駐車場から走ってきた別のワゴン車が50km/h程度の速度でこの警察官を故意にはね、そのまま逃走した。

この事故で警官は左足の骨などを折る重傷を負い、現在も復職できていないという。また、事故を起こしたクルマは2日後に発見されたが、証拠隠滅を図るために放火されて全焼状態だった。

警察では負傷した警官の目撃証言から、日系外国人グループによる犯行と断定して捜査を続けていたが、昨年12月に駐車場からカーステレオを盗んだ疑いで逮捕されたブラジル人が「警官をはねた」と自供したため、窃盗事件の捜査後に再逮捕することを決めたという。通常であれば業務上過失致傷だが、故意にひいたことが立証できた場合、殺人未遂罪を適用することも視野に入れる方針。

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《石田真一》

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