【日産『マーチ』発表】大きく変わったデザイン、実はキープコンセプト!?

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【日産『マーチ』発表】大きく変わったデザイン、実はキープコンセプト!?
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新型『マーチ』のデザインは実に大胆だ。Aピラーに近い高い位置に設けられた縦列配置のヘッドランプ、小型車としては異例に複雑なウェストラインとリアビュー、そしてその上に乗るのはややレトロ調なオーガニックデザインのキャビン。他のどのベーシックカーとも似ていない、新型マーチだけの世界である。

もちろん先代モデルとなったK11マーチとは、似ても似つかないように見えるが、デザイン本部プロダクト・チーフ・デザイナーの田井悟氏よれば、これはキープコンセプトデザインなのだという。日産は先代マーチのどこがユーザーに支持されていたかを分析。その結果「カタチの特徴が乗りやすさそのものであり、それが、時間とともに深まる愛着そのものなのだ」という答えを得た。

水平基調のボディにキャビンが乗るというデザイン手法は先代と同様。この形状は前方視界の見切りのよさと後方視界の確保に有利なものだ。同じデザインソースを採用すると、革新性を表現するのが難しくなるが、新型マーチはこの難しい課題を見事にクリアしていると言っていいだろう。また、先代マーチは可愛らしいスタイリングではあったが、若い男性ユーザーがニスモ製エアロパーツを装着し、スポーティに変身させているケースも多かった。新型マーチもちょっとした工夫でかなりスポーティな外観になるよう工夫されているという。

ボディカラーは旧型も中間色の楽しいものが多かったが、新型マーチはそれをさらに拡大させ、実に12色ものボディカラーをラインナップ。うち中間色はパブリカオレンジ、アクアブルー、フレッシュオリーブ、アプリコット、ビーンズの5色。まるでパステルのようなバラエティで、ユーザーの心をつかみにかかる。

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《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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