20日未明、埼玉県熊谷市の市道で5人が乗った乗用車が道路脇の電柱に衝突するという事故があった。この事故で乗用車は左側面が大破し、後部座席左側に乗っていた19歳男性が死亡、18歳のドライバーを含む4人が重軽傷を負った。
現場は見通しの良い直線道路だが、当時は道路改良工事が行われており、事故現場付近の300メートルはアスファルトが剥がされた状態だった。このため、警察ではドライバーが現場付近で工事が行われていたことを知らず、制限速度を超えるスピードで未舗装状態の道路に進入したことが事故の原因と分析。
速度が高かったため、未舗装路にハンドルを取られてコントロールを失い、縁石に乗り上げたことでパニック状態になり、さらにハンドル操作を誤って電柱に激突した可能性が高いとしている。
警察ではドライバーのケガの回復を待って、改めて事情を聞く方針だという。また、道路工の告知手段が適切だったかどうかも調べるとしている。