路線バスの運賃、上限を設けてリーズナブルに!! 大分交通が新制度導入

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大分県下で路線バスの運行をしている大分交通は、マイカーに対抗するため、同社が運行する長距離の路線バスについて、これまでは距離によって設定していた料金を改め、1500円の上限運賃を設定。3月1日から適用する方針を明らかにした。

これは高速バスを除く長距離路線に設定するもので、JR大分駅前〜大分空港間などに適用される。もっとも値下げ幅が大きいのはJR大分駅前〜国東を結ぶ路線で、現行の2100円から1500円となり、600円の値下げとなる。また、空港行きバスについても値下げ幅の大きな回数券を導入し、これまでは空港往復にマイカーを使っていた層にもアピールしていくとしている。

大分は市街地と空港が離れており、所要は1時間近く掛かり、運賃も1700円と国内でも有数の高さだった。ビジネス客の大半は2750円で所要25分のホバークラフトを使い、地元の人たちはマイカーでアクセスすることが多かった。大分交通では新運賃の導入で観光客への便宜を図るとともに、地元の人たちにこそバスを使って欲しいと呼びかけている。

《石田真一》

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