孫はおじいちゃんの味方になってくれない!? 当て逃げ男性逮捕

自動車 社会 社会

福岡県警は28日、左折するために減速していた軽自動車に追突後、そのまま現場にクルマを放置したまま徒歩で逃げていたとして、田川市在住の55歳男性を道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕したことを明らかにした。

警察の調べによると、この事故は昨年12月25日に発生したという。福岡県勝山町の国道201号線で左折のため減速していた19歳女性が運転する軽自動車に、後続の普通乗用車が衝突。軽自動車に乗っていた3人が軽傷を負った。後続のクルマを運転していたドライバーは「警察に通報してくる」と言い残して現場から歩いて立ち去った。

しかし、このクルマの後部座席には4歳の男児と5歳の女児が乗っていた。警察では誘拐の可能性もあるとして、この2人を保護して事情を聞いたところ、揃って「運転していたおじいちゃんはどこいったの?」と発言したため、運転していたのはクルマを所有する男性と判断。現場に戻ってきたところを逮捕した。

衝突相手の女性が携帯電話を持っていたにもかかわらず、通報を理由に現場を立ち去ったことや、孫を置き去りにしたことなどが悪質とみなされ、ひき逃げ容疑での逮捕となった(道路交通法では「当て逃げ」の規定が無い)。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース