盗難車事件急増に伴って最近、注目されているのがイモビライザーだ。イモビライザーとはエンジンキーに埋め込まれた電子チップのIDコードと車体本体内の電子制御装置にあらかじめ登録したIDコードが一致しないと電気的にエンジンが始動しないという代表的な盗難防止装置。最近ではキーを抜くたびにIDが自動的に変わるものまである。盗難車の多いEUでは、1997年1月以降の新車には装着が義務付けられている。
ところが、今回のアンケートで、意味や内容も含めて「イモビライザー」というものを知っていたのは、わずか11%にとどまる。
トヨタ自動車は乗用車の全車両にイモビライザーを標準装備またはオプションで装着できるようにすると宣言したばかりだが、イモビライザー自体あまり知られていないようだ。