【新聞ウォッチ】トヨタ、PSAプジョーシトロエンとの合弁工場の建設予定地は!?

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年11月29日付

●悪質交通事故の罰則強化実現「遺族よくここまできた」(読売・38面)

●高速道路建設、第三機関で優先度判断石原行革相語る(東京・1面)

●日本テレコム・モロー新社長「コストカッター・ゴーン社長に対抗」(東京・8面)

●新宿・淀橋市場ディーゼル車の抜き打ち調査実施(毎日・26面)

●AIG、富士火災と資本強化、総額数百億円株買い増しの方針(朝日・2面)

●トヨタ、仏プジョー合弁工場、チェコに建設へ(日経・11面)

●トヨタの新車は「役員室」エスティマハイブリッド発売(日経・11面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が仏自動車大手のプジョーシトロエングループ(PSA)との小型車の合弁生産プロジェクトで、組立工場をチェコに建設する方針を固めた、ときょうの日経が報じている。

この合弁生産計画は、2005年に稼働させることで合意しているが、チェコ政府と投資優遇措置などを詰めている段階で、年内にも正式に決めるという。トヨタは合弁工場の候補地をチェコ、ポーランド、ハンガリーの3カ国に絞って検討してきたが、チェコは物流の利便性や部品の現地調達、質の高い労働力を確保しやすい点が決め手となったようだ。

先日の9月中間決算では過去最高益を計上したが、トヨタのある役員は「欧州などはこれからの市場、こんな数字では満足しない」と語っていた。トヨタは世界戦略のなかで、苦戦する欧州市場で、現地のライバルメーカーなどを追撃するためには現地生産の拡大が急務となっている。

《福田俊之》

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