女子高生でもラクして稼げるアルバイト=自動車窃盗団のお手伝い!?

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宮城県警は18日、住民票を勝手に移動させたり、名義人を装って盗難車を買取店に売却するなど、すでに逮捕されている自動車窃盗グループの主犯格に協力していたとして、17歳と18歳の女子高生2名を詐欺容疑で逮捕したことを明らかにした。先に逮捕されたメンバーからの供述内容と携帯電話の通話記録によって発覚したもので、警察では直接の逮捕容疑となった事件の他にも関与している可能性があるとして調べを進めている。

直接の逮捕容疑となったのは、今年8月に仙台市太白区内で盗まれ、その後に千葉県で売却されたクルマの窃盗・詐欺についての容疑。主犯格の男がターゲットとなるクルマの持ち主になりすまし、所有者の住民票を別の場所に移した後、クルマを盗難。第三者を装った女性の共犯に名義変更した上、他県の中古車買取店に売却するという複雑な方式を取っていた。

今回逮捕された女子高生が関係していたのは、住民票の移動手続きと自動車売却の部分とされている。今回の事件で第三者とされたのは事件とは無関係の仙台市内在住の女子大生で、逮捕された女子高生がこの大学生を装い、勝手に転出届を出して住民票を移動。新たに住民登録をした街でクルマの名義変更に必要な書類を取得し、クルマの所有名義を堂々と書き換え。その後、主犯格の男がクルマを売却する際、名義人として立ち会っていたとされる。

逮捕された女子高生2人は仙台市の繁華街で「楽に稼げるアルバイトがある」とメンバーに声を掛けられ、参加していたという。細かい指示は主犯格の男が行っており、自分たちのやっていたことが詐欺や窃盗だとは知らなかったと供述し、犯行を否認しているという。

《石田真一》

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