引退したばかりのジャン・アレジが早くも来シーズンの行方について語り、王者ミハエル・シューマッハ（フェラーリ）の対抗馬としてデビッド・クルサード（マクラーレン）を一押しした。
「フェラーリは強い。しかし同時にもろくもある。素晴らしい構造を持ったチームだと思うが、F1では何ごとも変わるのが早いからね。マクラーレンが大きく反撃に出ると期待しているよ。ウィリアムズは3位のままだと思う」
「マクラーレンではハッキネンが抜けた後、クルサードが自分中心のチームづくりが可能になった。ライコネンにはあまり期待していない。2、3年後には成熟したドライバーになっているだろうが、今のところ恐い存在ではない」と解説。
今シーズンもっとも注目されたドライバーのひとりであるフアン・モントーヤ（ウィリアムズ）については「モントーヤは強いドライバー。でもスリルやオーバーテイクに固執する傾向が強いね。2003年にはワールドチャンピオンを狙えるようになるだろう」とタイトルよりも先にチーム内の地盤固めを優先させるようアドバイスを送った。
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