経済産業省は、大臣の私的懇談会の「産業競争力戦略会議」を20日に開催する。国内産業界のトップが参加する。会議では、日本の国際競争力の回復をテーマとして課題や必要な政策について総合的に検討する。
中国がWTOに加盟し、今後労働コストの安い中国をはじめとするアジア地区に進出する企業が相次ぐ可能性が高まっている。世界的な競争激化の中で、生産拠点の海外シフトによる産業空洞化も懸念されており、同会議は日本の産業力を回復するため、産業界の重鎮が話し合う場となる。
会議は1〜2カ月に1回の割合で開催する。メンバーは奥田碩トヨタ自動車会長や千早新日鉄社長、西垣浩司NEC社長など。