苦悩するチームボス、アラン・プロストにまた新たな悩みが生じたようだ。過去4度のワールドチャンピオンに輝いたプロストは96年にリジェを買い取り、マニクール近くにベースを構えた。しかし母国であるフランスはF1チームを置く本拠地には適しておらず、フランスを選択したことは間違いだったと率直に語るプロストは、移転を真剣に検討しているようだ。
「技術的にはフランスが有利だと思うんだ。多くの技術パートナーがいるしね。しかしスポンサーやサポート面から考えると問題が多い。フランスからのスポンサーはないし、特にここ数年はいいサポートは受けられなかったよ」とプロスト。「もう一度チームを最初から作り直せるとしたらフランスに作るか?」と問われると、「ノー」と即答していた。