【ITS国際会議2001】世界中どこを走っても使えるカーナビ

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【ITS国際会議2001】世界中どこを走っても使えるカーナビ
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「今使っているカーナビゲーションが日本以外の地域でも使えたら」と考えている人も少なくないと思う。実は、現在日本は、この地図上フォーマットを中心とした車両交通情報制御システムの国際標準化をめざす活動の幹事国を務めており、この中で提案した地図データの格納フォーマット『Kiwi』(キウィ)がこの海外でも使えるカーナビの実現を可能にしているのだ。

このキウィはオセアニア地域に生息する鳥の名前で、ISOシドニー会議で国際標準化が審議されたところから、フォーマットの愛称として決定したものだ。その幹事会社の一つであるデンソーではワールドワイドなカーナビを既に発売しており、この第8回ITS国際会議でもその対応機の展示を行っていた。

ほとんどがカーメーカーへのOEMモデルとなっており、クルマごと海外へ持ち出すことは考えにくいものの、欧州向けの市販DVDナビも展示されており、これは将来ポータブル型ナビの登場によってその特徴を活かす可能性を示したものとして注目される。

《会田肇》

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