米国の同時多発テロ事件で、北米の自動車需要が急速に落ち込んでいることに対してGM(ゼネラルモーターズ)は、販売促進策として2001年モデルの新車のローンの金利をゼロにすると発表した(既報)。
金利ゼロにするのは、01年モデルの乗用車が中心だが、こうした規模で販売促進策を打ち出すのは初めて。北米の自動車需要は年間1600〜1700万台レベルで推移していたが、好調だったのは日本や韓国の輸入車で、ビッグ3は落ち込んでいた。
同時多発テロ事件の影響で、ワシントンやニューヨークでの新車需要は壊滅的な状況で、さらに落ち込みも予想される。このため、金利をゼロにして販売を促進する。同社では、新車販売需要を刺激して、景気回復にも結び付けたいと、している。