同時多発テロの影響で、アメリカ国内のガソリン価格が急騰していることが明らかになった。政府が介入し一時的にはおさまっているが、報復が実施されれば再び値上げは必至で、日本に波及するのも時間の問題となっている。
同時多発テロ事件が発生した直後からガソリン価格は全米各地で急騰した。石油先物が急騰するのは分かるが、小売価格に反映されるまで時間がかかるにもかかわらず値上げされたことから、便乗値上げの要素が濃く、価格は事件発生前の2〜3倍にはねあがっている。
このため、アメリカ政府が介入、不当な販売については取締る方針を明示したことから、価格は高止まりで落ち着いている。しかし、今後アフガンなど、中東で報復攻撃が開始されれば、再び価格が上昇するのは確実で、日本のガソリン価格にも影響するのは時間の問題だ。