福島県警は6日、パトカーを破壊するなどした公務執行妨害容疑で、福島県相馬市在住の40歳男性を現行犯逮捕したことを明らかにした。職務質問から逃れようとパトカーなどを壊し、その後200kmにも及ぶ逃走劇を行った。
警察の調べによると、駐車違反区域に停車しているこの男性のクルマを警察官が発見、職務質問しようとしたところ、突然このクルマを男が急発進させ、逃走したため、ナンバーの手配を行うとともに追跡を開始した。
男のクルマはいわき市内を縦横無尽に走って逃走を続けたことから、警察はパトカー40台とヘリコプター1機で追跡。宮城県警にも応援のヘリコプターを要請するなどの大捕り物に発展。最後は追い詰められたパトカーに自分のクルマをぶつけるなど最大限の抵抗を行ったが、結局は公務執行妨害の現行犯で逮捕された。
逃げた動機については取り調べなどを続けているが、今もはっきりしていないという。いわき市は日本で最大面積を誇る市で、容易に越境できなかったことも今回の捜査が大掛かりなものになつたようだ。