愛知県警は5日、名古屋市内に住む暴力団関係者8人を詐欺の疑いで逮捕したことを明らかにした。8人は昨年の東海豪雨の際、自分の所有するクルマが水没して使えなくなったとして、名古屋市から災害援護資金を騙し取った疑いが持たれている。
警察の調べによると、この8人は昨年9月に発生した東海豪雨でクルマが水没して使えなくなったとして、11月と12月に名古屋市に対して災害援護資金の給付を申請。1台あたり150万円、合計1200万円を不正に取得していた。
ところが使えなくなったはずのクルマが駐車違反で摘発されたり、オービスやNシステムでキャッチされる事態が相次ぎ、警察が捜査を続けていた。