ロールスロイス&ベントレーモーターカーズは、ロールスロイス『シルバーセラフ』のラスト・オブ・ラインモデルを発表する。シルバーセラフのラスト・オブ・ラインは、英国クルー工場で170台製造し、うち日本に15台が輸入される予定だ。これが最後のクルー製ロールスロイス・サルーンとなる。
フォルクスワーゲン社に買収されたロールスロイス&ベントレー社だが、03年からロールスロイス車を製造及び販売する権利はBMWに移る。このため、英国クルー工場で生産される“純粋な”ロールスロイスはこのクルマが最後となる。シルバーセラフのラスト・オブ・ラインはロールスロイスを55年間製造したクルー工場での製造の終了を記念したもの。
ホイールのセンターキャップにはスピリット・オブ・エクスタシーが刻まれ、ラジエターシェル、トランクのブーツリッドなどのバッジは1933年以前の車と同じ赤色に仕上げた。
日本での販売は、コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドで3日から開始され、価格は2970万円。