フォード・モーターは、「会長/CEOオフィス」を新設すると発表した。オフィスはウィリアム・クレイ・フォードJr会長とジャック・ナッサー社長兼CEOで構成され、企業理念や戦略、将来の方向性に関わる重要課題、主要な事業案件の検討を行う。
経営を効率化して意思決定能力の向上を図るのが目的。オフィスの設置で、会長とCEOが早い段階で企業ポリシーや戦略、事業提案を実行に移せるとしている。
フォードは『エクスプローラー』とブリヂストン・ファイアストンのタイヤリコール問題で、販売が大幅に低迷、経営も悪化している。このため、トップ2人が意思疎通を図り、困難を乗り切る構えだ。