「Firm(引き締まった)」というキーワードのもとに開発されたという『ヴェロッサ』のシャシーだが、基本的には『マークII』と共通のメカニズムである。
第12シャシー設計室主担当員の柴晴彦氏は、「マークIIのiR系(スポーティーなグレード)とアーム類、ブッシュまでは共通ですが、バネとショック、スタビは、おおむね5〜10%固める方向でセッティングしています。マークIIよりかなりスポーティな乗り味になっています」
「フラットな乗り心地と、ステアリングに正確に反応するシャシーを実現しました。2.5リットル以上のモデルだとよりバランスの良い走りが楽しめると思います」と語る。
スポーティーなセダンと言えば、先日発表された『スカイライン』があるが、これに対してのコメントを求めると、「まだ乗っていないのでなんとも……。後学のためにぜひ乗ってみたいと思っています」とのことだった。