三菱自動車は14日、福祉車両「ハーティーラン」シリーズの販売体制を強化するため、2001年度中に専用ショールム4拠点を開設するという方針を明らかにした。
ハーティーランシリーズは、障害を持った人がクルマへの乗り降りがしやすいよう、様々な改造を施したもので、全国の販売店で取り扱っている。
しかし、これまでは特別なカタログを用意するわけでもなく、試乗車の準備もしていないために買いやすい環境にあるとは決して言えず、また営業マンの商品知識も乏しいため、販売チャンスを逃すというケースも多々あったという。そこで専用のショールームを設けて常設展示を行うとともに、全国の販売会社の営業担当者を対象とした特別研修も実施し、販売能力の拡大を実施していく。
また、これと同時に福祉車両の下取り規定を新たに策定。下取り車を積極的に受け入れることで、福祉車両分野でも三菱車の拡販と普及を狙うとしている。