マツダは2002年を目標に燃費効率の高いコモンレール方式のディーゼルエンジンを開発し、欧州市場で販売する中型セダン『626』(日本名『カペラ』)や、ミニバン『MPV』などに設定するという方針を明らかにした。
欧州市場ではディーゼル車の人気が高く、各メーカーとも低燃費・環境重視型の新型エンジンをこぞって開発している。日本メーカーではトヨタやホンダがすでに新型エンジンの開発を表明しており、マツダの決定はこれに続くものとなる。
開発するエンジンは2.0リットルクラスで、1リットルあたりの目標走行距離を15kmに設定。同クラスのエンジンとしては世界最高水準を目指すことになる。2002年に改良予定の626や、MPV、『プレマシー』などへの搭載が予定されており、フォードへの供給も想定されているという。