もうなんども書いているが、『首都高バトル』シリーズの最大の売りは、首都高速というコースとライバルとの一騎打ちの2点である。
ゲームをクリアするためにもっとも重要なのはコースをおぼえること。しかし舞台が首都高ということで距離が長く、コースを覚えるのも一苦労。しかし、途中の分岐はもちろんライン取りまでをしっかり頭に入れておかなくては、ライバルたちに勝つことはできない。さらに一般車の不意な車線変更を先読みし、ライバルをブロックすることも必要だ。
マシンのチューニングとセッティングも肝心だ。チューニングは、バトルに勝つことにより得た資金を元に、パーツを購入してチューニングを行う。最高のパーツを装着すればマシンの性能は簡単に向上する。しかし、ただ単にパワーをあげるだけでは、最高速やスタートダッシュはよくなるが、速度が増すにつれハンドリングが厳しくなる。実車とおなじで、バランスが重要だ。
セッティングに関しても、多少技術が必要になってくる。自分好みのハンドリングにするために、サスペンションやブレーキ、ミッションのギア比などの変更が必要になる。走らせるだけでなく、インテリジェンスも求められる。
最初はライバルに勝つのも容易だが、つぎつぎに強敵が登場する。普通に走っているだけではなかなか勝つことができなくなってくる。そうなってくると、今度はライバルの特性を見極めなければならない。ドライバーによってクセがあるのは、コンピュータ相手でも同じ。コーナーではやたらと減速する、分岐手前で若干もたつくなど、スキは見逃さないように心がけるべきだ。