愛知県豊田市とトヨタ自動車は27日、豊田市周辺のトヨタ自動車の6工場の地下水から、発がん性物質トリクロロエチレンが最高で環境基準の100倍を上回る数値で検出されたことを明らかにした。工場周辺の土壌からは88倍のトリクロロエチレンを検出したため、豊田市では工場周辺で飲み水に利用されている井戸も調査している。しかし、ここからはトリクロロエチレンは検出されず、「周辺住民への健康の影響はないだろう」と、一応の安全宣言を出した。