日産は24日、2000年度実績を発表し、全世界での生産台数で2年ぶりにホンダを抜き、トヨタに次ぐ国内2位の座に返り咲いたことを明らかにした。
2000年度の日産の全世界生産台数は前年度に比べ8.8%増の261万3948台となり、ホンダの252万0390台を9万3600台上回った。日産は、国内販売の不振から昨年度全世界生産で初めてホンダに抜かれていたが再建計画1年目にして挽回したかたちだ。
日産は他メーカーと同様、生産の現地化を進めており2000年度はスペインでの『アルメーラ ティーノ』の生産立ち上げや、メキシコでの『サニー』の生産増により海外生産が過去最高となった。
国内での生産は新型車の投入が年度下期に集中したことや既存モデルの不振が響き、前年度に比べ1.7%マイナスの131万3500台と、こちらは3年連続で減少している。