環境技術面に優れたメルセデスベンツ『マイバッハ』に遅れを取るまいとするBMWは、近日リリース予定の新型ロールスロイスに、水素燃料駆動バージョンを加える予定だ。ミュンヘンのBMW本部からの報告によると、今回のV12水素エンジンは、5.5mもある大型高級セダンをゼロ・エミッションで走らせるという。
ただしこのハイテク・ロールスロイス、アルミニウム製軽量スぺースフレームを使用していることから、一般に販売されるかどうか明らかでない。あるいは耐久性テストプログラムとしてユーザーへの長期リース契約という形を取る可能性もある。
量産仕様には6.8リットルV12ガソリンエンジンが搭載され、2003年には発売される。水素エンジン仕様は開発がうまく進んだとしても、導入までにはあと4年はかかるだろう。