フランスのタイヤメーカー、ミシュランは、中国最大級の上海タイヤと提携し、共同出資で中国におけるタイヤの生産・販売拠点となる新会社を上海に設立することを決めた。
新会社となる「上海ミシュラン・ウォリアタイヤ」の資本金は8000万ドル(日本円で98億5840万円)で、ミシュランが70%、上海タイヤが30%を出資している。上海タイヤが持っている現地の生産部門を吸収。また、ミシュランが生産技術を供与し、新たにトラックやバスなどの大型車用タイヤの生産も開始する。
今後、ミシュランは単独で中国国内に研究開発センターも新設する予定で、ここを拠点としたアジア戦略を本格化した場合、ブリヂストンなど日本メーカーとの競争が激化するのは確実だ。