マツダは19日、事務、開発、販売など、間接部門の従業員のうち、勤続5年以上の30歳代と、同10年以上の40歳代の1万2000人を対象に、1800人規模の希望退職の受付を開始したところ、初日の段階で定員をはるかに超える応募があったことを明らかにした。
希望退職の受付は午前10時からスタートしたが、12時には募集定員を突破したため、昼過ぎに社内メールを使い、募集の締め切りを通達するほどの勢いだったという。ここまで応募が殺到した背景として、1月に行われた予備面談の際にすでに退職を決意していた社員が多かったこと。30歳代で1.5倍、40歳代で2.5倍という退職金の割増金制度が準備されていたことなどが挙げられるようだ。