自動車公正取引協議会などの自動車関連団体は、中古車オークション(競売)業者が使っているメーター巻き戻し防止システムを消費者に開放する方針を決めた。
ネット経由で消費者が直接、データベースにアクセスできるようにするほか、解放の準備が整うまで、フリーダイヤルなどの問い合わせ窓口を設けて走行距離の問い合わせに応じることも検討している。
同システムはオークション出品車両の走行距離を時系列で記録し、前回出品時より走行距離が少ない車両を特定することができる。現在、中古車販売団体系と行政(経済産業省)系の2システムが稼働しているが、今年度中にもシステムが統合される見通し。
システム統合と合わせてデータ解放の準備を進め、早ければ今年秋〜来年春にも一般開放が実現しそうだ。