【ランエボ7デビュー】セディアに比べ、ドア開口部だけで溶接200点増し打ち

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【ランエボ7デビュー】セディアに比べ、ドア開口部だけで溶接200点増し打ち
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『ランエボVII』では、ベースの『ランサー・セディア』が大型化したにもかかわらず、剛性向上と軽量化という背反する課題が達成されたという。その裏には地道な努力の積み重ねがあった。まずは、ボディの剛性向上から見てゆこう。

ランエボVIIでは、ボディの開発段階から徹底したコンピューター・シミュレーションを実施し、軽量化を考慮しつつ、とくに結合部のレインフォースメント(補強材)や追加溶接などを行っている。

まず、サスペンションまわりでは、フロントサスペンション・ユニット取り付け部にパイプ+通しボルト構造を採用し、接合面の剛性アップとナットの緩みを低減させ、またアッパーマウント取り付け部も肉厚を(t2.3mmからt2.6mmへ)アップさせた。リアサスペンションでも、トレーリングアームの取り付け部の補強材を大型化し、サイドフレームとの結合を強化するとともに、アッパーアーム取り付け部ブラケットの肉厚をアップさせている。

ボディそのものでは、アッパーフレームとフロントピラー結合部に補強材を3箇所追加。リアシェルフ、リアピラー部にそれぞれ補強材を追加し、剛性アップを図った。またリアエンドにはクロスメンバーを追加。さらにフロント・リアとも、ドアの開口部に、スポット溶接を約200点増し打ち(セディア比)しているという。

こうした骨格の強化によって、ランエボVIIではボディの大型化にもかかわらず、従来車と同等のねじり剛性と、従来車より1.5倍も向上した曲がり剛性を実現したという。

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