デルファイが先日発表したエレクトリック・パワーステアリング・システムの市場に、アメリカのビステオンと日本のカヤバ工業が提携して参入することが明らかになった。エレクトリック・パワーステアリング・システムの特徴は軽量、低燃費で、各自動車メーカーも今後このシステムの導入に積極的な姿勢を見せている。
ビステオンはカヤバ工業をパートナーに選んだ理由について、カヤバ工業のパワーステアリング生産の実績、アメリカやヨーロッパにも進出している技術力の高さを挙げている。またビステオンがカヤバ工業のアジアへの浸透力を通してアジアマーケットへの参入を目指すことも大きな理由。
両社提携でのエレクトリック・パワーステアリングがいつごろ製品として発表されるのかは未定だが、自動車メーカーからの燃費削減への強い要望もあり、かなり早い時期での製品化が期待されている。