日産自動車の関連会社のオーテックジャパンは25日、デジタルハイビジョン・テレビに対応する大型中継車の東通『R1』を開発したと発表した。
このクルマは番組制作会社で、テレビ中継技術プロダクションの最大手である東通が、オーテックに製作を依頼していたもの。いすゞの大型トラック『ギガマックス』をベースに、6基のエアコンユニット、ソニー製の中継機材などを搭載した。また、中継車両としては初めて集中ドアロックを採用、ドア自体も軽量性に優れたアルミ製となっている。
オーテックジャパンは、今回の技術をもとに中継車の量産化に乗り出すことを決めている。ベース車はいすゞ以外のメーカーでも可能で、量産化した場合の価格は7000万円程度としている。