【一新! トヨタ『マークII』】意外と手法が新しい室内デザイン

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パッケージングの一新によって生まれた室内は、先代モデルの運転席に比べて、ヒップポイントで30mm、ヘッドクリアランスで20mm高くなっている。インテリアのデザインをしたトヨタ自動車の第3開発センター、皆見扶昌氏によれば、開放感のある視界や広くなった空間をどのように生かすかが今回のテーマになったそうだ。

広いけれども、スポーティで締まった緊張感を持たせることもそのひとつ。そのため、窓下のベルトラインに濃い色を配置し、剰員が囲まれている印象を与えた。その上で木目調オーナメントで広がりを表現するという手法をとっている。

センタークラスター部は、従来であれば金属プレートなどを配して構成したが、それとは異なる演出を狙った。

操作スイッチ類にはあまり凹凸をつけず、スッキリとレイアウトして煩雑さを払拭している。これまでは操作性の問題からあまり採用されなかった発想だが、オートコントロール化が増えたことも実現化に一役かった。もちろんスイッチそのものを大きくすれば、操作に支障はなく、またオーナーカーであり、運転者の操作系の習熟度が高い傾向にあるというマークIIの特性も促す要因となった。

一方、造形した面を見せることで広さの演出も抜かりない。それが、外形を重視した作り方へのトライである。

これまでのようにパーツ単体を独自にデザインしていくのではなく、空間全体をまず作り、各部を切り割りして置いていくといった行程を経た。これにより、全体の一体感をくずすことなく、各機能を独立化している。

スポーティな走りを主体にする以上、安心感のなかにも力強さを感じさせる空間づくりを心がけたと皆見氏はいう。

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