【2005年東京ショーを見た! Vol. 5】街をマンボウが走る!!

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トヨタ-TCAプロジェクト:トヨタがデザイン専門学校のTCAを後援して、学生が2005年の東京モーターショーをデザインするプロジェクト---

「都市部での移動に大きいクルマ、ピカピカのクルマはいらない」と主張するのはTCA自動車デザイン科3年の鈴木剛裕君。「僕はもっと裏路地をスイスイ走れるような遊べるクルマが欲しいんです」 そんな彼が提案するのは、「使いこなせない機能はいらない」という、構造が単純で遊べる乗って楽しいクルマ『PocketMecha』である。

このクルマの特徴は、なんといってもこの縦に細長いボディ・デザインだろう。「狭い裏道を走る幅の薄いクルマのイメージでスケッチを描きながらアイデアを展開していて、ある時それは海のなかの岩間を泳ぐ“マンボウ”に似ているのではないかと思い、モチーフをマンボウにしました」と鈴木君は語る。

前に1人、後ろに2人の3人乗りのレイアウトだが、運転者が遊べるということに重点が置かれて主に1人乗りということでデザインされている。全幅が1300mmほどなので後ろ2つの席はあくまで補助用として考えたという。これにはトヨタの『e-com』がベースシャーシーとして使われている。

アイポイントを高くしたり、ドアの開口部をかなり大きく取ったり、ボディの表面材質には乱暴に扱ってもいいような樹脂や金属を採用することで、今回鈴木君がターゲットとする若者らしい“アクティブ”な走り方や、「パッと乗り降りができたり、ドアなんか蹴って締めちゃったりしていいんです」といった使い方もできる。

●トヨタ東京デザイン部水谷部長のコメント:なかなかおもしろい。“使いこなせない機能はいらない”というのは『iモード』のコンセプトを思い出しました。もう少し、こういう使い方をします、といった説明や提案があればさらによかった。

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