アメリカの小売大手のシアーズ・ロバックは「8月のタイヤ販売本数が前月比で30%近く増加した」と、17日に明らかにした。具体的な本数は明らかにされていないが、増加分だけで数十万本に達する勢いだという。
これはファイアストン社製タイヤのリコールや、リコール対象になっていないタイヤのユーザーも「事故を起こすのではないか」という不安からタイヤの交換を行っているためで、どちらかといえば、本当に交換が必要なユーザーが購入するというより、マスコミによる連日の報道に不安を感じたセダンなどのユーザーの方が多いという。
しかし、本当に交換が必要なユーザーにとっても事態は深刻で、同社傘下の「シアーズ・オートセンター」では、SUV・ライトトラック用タイヤの在庫がすぐに無くなってしまうような状況だということだ。