大型トラックメーカー株価対策のキーワード---「新長期排ガス規制」

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17日付けの日経新聞が「日産ディーゼル工業が2005年導入予定の大型車の新長期排ガス規制を達成する新型ハイブリッド車を開発」と報じたことで、東京証券取引所の日産ディーゼルの株価が急騰し、3カ月ぶりの100円台を回復した。

日産ディーゼルの株価は、「債務超過」「ルノーから見放された」との報道を受けて80円、90円台での低迷が続いていた。日経の報道を受けて、19日の東証ではストップ高の103円で寄り付き、その後も100円台をほぼキープし、終値は103円だった。

三菱自動車工業が新長期排ガス規制に対応したディーゼル車を開発したとの報道があった際も、三菱の株価は急伸した。大型トラックの販売低迷から株価低迷が続くディーゼル車メーカーにとって、株価維持対策は新長期排ガス達成のようだ。ちなみに三菱はその後、株価はもとの水準に戻っている。

《レスポンス編集部》

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