トヨタ『プリウス』、小型バッテリー採用でトランクルーム拡大

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トヨタ自動車は25日、ハイブリッド乗用車の『プリウス』をマイナーチェンジして発売した。エンジンとモーターの出力向上により10・15モード燃費を従来の28km/リットルから29km/リットルにひきあげるとともに、ガソリンエンジン搭載車としては初めて、低排出ガス車認定制度における「2000年基準排出ガス75%低減レベル(超−低排出ガス)」を達成した。これにともない、価格が従来モデルと比べて3万円アップした。

トヨタは97年、世界初のハイブリッド車となるプリウスを発売する際、その価格に「21世紀へGo(5)」という意味合いを込めて215万円とした。当時としては赤字覚悟の価格設定だったが、すでに累計販売台数は4月末時点で3万7000台に達しており「採算ベースに乗っている」(役員)という。

バッテリーを小型高性能型に変更したことによりバッテリー体積を40%減らし、トランクルームの容量を30リットル拡大して392リットルとした。また、分割可倒式リアシートを採用し、トランクスルーを可能にするなど装備面での充実をはかった。

トヨタは同型のプリウスを7月から欧州、9月から北米向けに輸出する。北米を中心に、両地域合わせて1万5000台の販売を見込んでいる。 国内の月販目標は1500台。価格は標準の「Sグレード」で218万円。クルーズコントロールなどの装備を充実した「Gグレード」で228万円。

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