BMWは日本で9月に登場予定の、新型3.0リットルエンジン仕様車の詳細を明らかにした。搭載するクルマは『Z3 3.0i』ロードスター&クーペ、『330Ci』クーペ、『330i』セダン&ツーリングの各車だ。
ドイツ製の新型24バルブ3.0リットル直6エンジンは、これまで3シリーズの上級車に搭載されていた2.8リットル直6を置き換えることになる。出力は231PS、トルクは1500rpmから30.6kgm!
Z3 3.0iロードスター&クーペは0-100km/h加速がジャスト6秒、最高速度は250km/h。そのいっぽうで燃費は10.5km/リットル。330Ciクーペの性能も印象的だ。インサイダーによると“廉価版M3”だという。0-100km/h加速は6.5秒、そして80-120km/h加速が4速で6.9秒という性能。
3.0リットルモデルを小排気量モデルと見分ける相違点は、専用のデュアルスポーク17インチ軽合金ホイールと、室内ではメーターを縁取るクロームリングだ。さらにZ3 3.0iクーペではフロントのウィンカーレンズが透明に、エンジンフード・オープナーが大型のクロームめっきハンドルになり、フロントバンパーのエアスクープにグリッドが付く。
ドイツでは330iセダンとツーリングに四輪駆動の330Xiが設定されているが、日本市場には需要が小さいので導入されないという。その代わり、来年初期に『X5』の3.0リットル仕様が導入される見込み。