セイフティ・センター完成でボルボが世界をリード……マツダにも恩恵?

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ボルボはイエテボリ郊外、トルスランダ工場内に新たにセイフティ・センターを開設した。建設費用は7550万ドル(約80億円)。この種の施設としては世界で最も技術水準が高く、すでに定評あるボルボ車の安全性をさらに高めることを意図している。

同時に今後は、フォード・グループ内の他のブランド、アストンマーチン、リンカーン、ジャガー、マツダ、おそらくはランドローバーにも安全技術を提供していくことになる。「アクティブ、パッシブ、パーソナルと、安全性について世界のリーダーとしての地位を維持するとボルボは決めたのだ。新センターでの実験は実際の事故によりいっそう近付いている」と、ボルボの開発本部長、ハンス・グスタフソンは言っている。

新安全センターは、テストトラック2本が敷かれたトンネルハウジングがいちばんの特徴だ。トラックの1本は固定され、1本は90度移動するので、正面衝突と側面衝突を実験できる。またセンターにはNEC製SX-4スーパーコンピューターが設置され、プロトタイプでの衝突試験の前にヴァーチャル・テストが可能になった。

開所式にはフォードのジャック・ナサーCEOと、カール16世グスタヴ国王が出席した。

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