ユーザーの半数がディーラーに不満

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ユーザーの半数がディーラーのセールスに不満。こんな調査結果が労働組合によるアンケート調査でまとまった。

自動車メーカーやディーラーなど、自動車関係業界の労働組合で組織する自動車総連が、この春に実施した調査の結果で、「見にいくとスタッフがまとわりついてくる」、「担当セールスがすぐに入れ替わる」、「夜間に訪問や電話をしてくる」などの不満を訴える人が多く、アンケートに答えた約4000人のうち約半数の46.4%がディーラーのセールスについて「不満を感じたことがある」と答えている。また、「下取り価格が不透明」(34%)、「値引き額が聞くたびに違う」(22.6%)など価格面に関する不満も多かった。

自動車ディーラーというと、気軽にクルマを見にいきたくても、高いクルマをしつこく売りつけられるのではないかというイメージがある。最近でこそ自宅への訪問をやめるなど、しつこすぎる営業方法を見直している販社もあるが、それもユーザーの不満に対応してというより、営業コストの削減という意味合いが強い。

この調査結果が示すように、ディーラーはユーザーへのサービスの質を高める努力よりも、相変わらず、台数を優先する考え方から脱していないようだ。

《編集部》

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