
【土井正己のMove the World】中国経済のスローダウンは日本に追い風
今年は、年初からこれまで、株価が2割ほど下がっている(2月14日現在)。1月29日には、日銀のマイナス金利が発表され、少し戻したが2日と持たず、すぐに下落へと押し戻された感じだ。株価下落と同時に、円高も進んでいる。

【土井正己のMove the World】ダイハツの完全子会社化、緩まぬトヨタの危機意識
先週、トヨタがダイハツを完全子会社化すると発表した。これは、トヨタの“危機意識の表れ”と私は見ている。

【土井正己のMove the World】安全装置の徹底とビジネス化、バス事業に求められるものは
年初から再びいたたましい事故のニュースが飛び込んできた。若者を乗せたスキーバスが、峠のカーブでガードレールを突き破り谷に転落し、学生など15人が死亡したというニュースだ。

【土井正己のMove the World】2016年、本格化する「インバウンド経済」
日本経済にとって、昨年の一番の明るい話題は、何といっても「外国人観光客の急拡大」だったのではないだろうか。昨年の外国人観光客の総数は、まだ発表されていないが、2000万人に手が届きそうな数字となるだろう。

【土井正己のMove the World】“Mr.レクサス”を狙え…ドバイにインターセクト2号店オープン
12月初旬、再びドバイを訪問した。ドバイは、アラブのオイルマネーが集まる金融・ビジネスの中心地として有名だが、その街が今、世界の文化やファッションの発信基地にもなろうとしている。

【土井正己のMove the World】環境か経済か、「COP21」開催…プリウスはこうして生まれた
今週からパリで「COP21」が始まった。正式には、「国連気候変動枠組み条約締結国会議」という。産業革命以降の平均気温が「プラス2度」を超えないよう、各国が温室効果ガスの排出を減らす合意を目指す会議である。

【土井正己のMove the World】将棋の「駒」からレクサスのハンドルへ…変革する「天童」のモノづくり
山形市内からクルマで20分ほどのところに天童という町がある。天童は、昔から将棋の「駒」の産地として有名で、現在でも駒生産の約9割は天童で作られているという。この駒の町がレクサスの重要な部品を作っているというので、行ってみることにした。

【土井正己のMove the World】「何のため」の自動運転か?…アイシンの提示した自動運転の「現実解 」
10月28日に開幕した東京モーターショー15においても、いくつかの自動運転技術の紹介があった。そういうものを見るたびに思うのが、「何のための自動運転か」ということである。

【土井正己のMove the World】「トヨタ、2050年にガソリン車ゼロ」の意味を考える
10月14日、トヨタが、2050年までにエンジン自動車をゼロにするという発表を行った。メディアも大きく取り上げ、「世の中からエンジンがなくなる。大変なことだ」というようなトーンで報じたが、そういうことではない。

【土井正己のMove the World】ドイツ、モノづくり文化の危機…VWショックでギリシャ問題再燃も
2年ぶりにドイツを訪問し、フランクフルト・モーターショーを見てきた。フランクフルト・ショーでは、毎回、欧州のモノづくりに刺激を受ける。しかし、今回はそれがなかった。むしろ、ドイツ勢は方向性を見失っていると感じた。