コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ(CJPT)は8月24日、日野自動車が起こした認証試験不正を踏まえ、CJPTから日野を除名すると発表した。
中型や大型のトラック・バス向けエンジンの排ガスや燃費試験のデータ改ざんが相次いで発覚し、存亡の危機にさらされている日野自動車で、今度は小型トラック用のエンジンでも新たに不正が見つかったという。
10年以上前から「日本は完成車OEMが多すぎるのではないか」という議論がある。国内外では主要サプライヤーの再編統合が進み、OEMもVWグループやステランティスなど資本提携に夜の再編の動きが顕著だ。日本もこれに近い動きが進んでいるように見える。
国土交通省は8月22日、日野自動車に対する立ち入り検査で新たな不正を確認するとともに、引き続き日野に対する調査を実施して結果に基づき、厳正に対処すると発表した。
日野自動車は8月22日、エンジン認証不正問題について、排出ガス劣化耐久試験に関する追加の不正行為があったと発表した。排出ガス測定の測定回数が不足している測定点があったという。
コベルコ建機は8月2日、日野自動車が発表した産業機械用エンジンの出荷・供給停止措置を受け、該当するエンジンを搭載する建設機械の新規受注を当面の間、停止すると発表した。
「上意下達の気風が強すぎ、できないことをできないと、上に物を言えない風通しの悪い組織になっている」
経済産業省は8月2日、日野自動車に対して、排出ガス・燃費性能試験に関する不正行為について事実関係の究明や顧客・取引先への適切な対応、対外的な説明、原因の徹底究明と再発防止策の実施を改めて指示したと発表した。
日野自動車は、2022年3月4日に公表した認証不正問題について、外部有識者で構成される特別調査委員会に調査を委嘱していた。このたび調査報告書を受領し、8月2日、今後の対応と併せて関係省庁に報告した。
国土交通省は8月2日、日野自動車から排出ガス・燃費性能試験での不正に関して調査結果の報告を受けたと発表した。
日本工営は7月28日、東京・西新宿エリアで自動運転移動サービス実現に向けた5Gを活用したサービスモデルの構築に関するプロジェクトの詳細を決定したと発表した。
トヨタ自動車は7月29日、2022年上半期(1~6月)のダイハツ、日野を含むトヨタグループの生産・販売・輸出実績(速報)を発表。グローバル販売台数(含軽)は前年同期比6.0%減の513万7811台、VWグループ(387万5100台)を抑え、上半期として3年連続世界トップとなった。
日野自動車は7月28日、2022年上半期(1~6月)の生産・販売・輸出実績(速報)を発表。世界販売台数は前年同期比2.6%増の7万7656台で2年連続のプラスとなった。
日野自動車が7月28日に発表した2022年度第1四半期(4~6月期)の連結決算は、売上高が前年同期比3.6%増の3558億円、営業利益が同73.3%減の43億円、純利益が同88.6%減の7億円と増収大幅な減益だった。
日野自動車の久田一郎取締役・専務役員は7月28日にオンラインによる決算説明会で、エンジン認証に関わる不正で3月から国内向け出荷を停止している大型トラックの生産を一部再開したことを明らかにした。