弟分である『CTS』に続き「ニュルブルクリンクの旧コースで鍛えた」というフットワークは、なるほどひと昔前までの“アメ車”のそれとは大きく異なる印象の持ち主。
従来の『セビル』のモデルチェンジ版、FFからFRになってスポーティな走りを訴求したのが特徴。
搭載エンジンは、V8の4.6リッターとV6の3.6リッターの2機種。V8エンジンは新世代キャデラック用に改良が加えられたノーススターエンジンで、パワー&トルクも238kw/420N・mにまで向上している。
アメ車は鈍感でボヨヨンで……みたいな思い込みは前世紀の遺物。新型キャデラック『STS』もしっかり国際基準を見据えた設計だ。これなら日本やヨーロッパのビッグセダンとも互角に勝負できそう。
もはや新世代のキャデラックには、古くから語られてきたアメ車の面影は薄い。豪快で荒々しくだが乗り心地はきわめてソフト、といったものではなく、大雑把にいえばヨーロッパ車の雰囲気が漂うのだ。
2月のスーパーボウルのTVコマーシャルでちらりと登場したキャデラック『XLR-V』が、ニューヨークでベールを脱いだ。440hp、4.4リットルV8スーパーチャージャーエンジン搭載、のパワフルなハードトップコンバーチブルだ。
“シグマ・アーキテクチャー”という新しい車台を使った新世代キャディラックのデザインにはどうしてもなじめないが、『STS』のカタチはこれまででいちばんとっつきやすい。
GMはキャデラック『BLC』をジュネーブモーターショーで発表した。BLC はキャデラックの製品レインジのボトムエンドを担当し、ディーゼルエンジンも搭載するニューモデル。
ライバル他社が多彩な排気量や、ディーゼルエンジンをラインナップしている同カテゴリーにあって、『BLC』はキャデラックのボトムエンドを担当するディーゼルエンジンも搭載するニューモデルだ。
マーケットのほとんどが北米市場であるキャデラックだが、ヨーロッパで認知される高級ブランドになることがその悲願でもある。ジュネーブモーターショーで発表するのは「ヨーロッパのためだけに」デザインされた『BLS』モデル。
今月からキャデラックは「XMナブトラフィックシステム」を標準装備に加える。XMサテライトラジオを使ったリアルタイム道路交通情報サービスで、まず『CTS』に提供される。ただし標準装備となるのは、DVDナビゲーションシステムを備えた車両のみ。
シカゴショーモーターでは、キャデラック『DTS』が御披露目された。中でも注目されたのは、ひとつで二通りの大きさに誇張する世界初の助手席用エアーバッグの採用。
ブッシュ大統領の再選演説の際、パレードに登場したさながら甲冑のような物々しい防弾装備のリムジンがキャデラック『DTS』。シカゴオートショー(シカゴモーターショー)では、一般仕様が御披露目された。
GMがシカゴモーターショーで発表予定の最新型『DTS』。そのデザインについては、大統領就任式に使われたリムジンが大きなヒントとなっている。
ヤナセは、高級車のキャデラック『ドゥビル』に特別限定車「DHSアニバーサリー・エディション」を設定して2月5日から発売する。限定30台。