国内損害保険9社が発表した05年度第1四半期(4−6月)の業績によると、自動車保険料収入は三井住友海上火災保険、損害保険ジャパンなど4社が前年同期を上回った。
ニッセイ同和損害保険は、7月から貿易保険事業に参入したと発表した。独立行政法人日本貿易保険と業務委託契約を結び、取り引き先企業に貿易保険を販売する。
損害保険主要6社がまとめた3月の営業成績によると、自動車保険料収入は6社中3社が前の年の同じ月の実績を上回った。東京海上日動火災、損害保険ジャパン、あいおい損害保険の3社。
損害保険主要6社は2004年度の営業成績をまとめた。自動車保険料収入は5社が前年度実績を下回った。1位の東京海上日動火災保険の自動車保険料収入は、前年度にくらべ2%減の8541億円となった。
ニッセイ同和損害保険は28日、自己株式の市場買い付けと消却を実施したと発表した。株主利益と資本効率の向上がねらい。
損害保険主要各社が発表した2004年9月中中間決算によると、自動車保険の保険料収入は9社中8社が前の年の同じ時期を下回った。保険料引き下げ競争により単価ダウンが続いた。
ニッセイ同和損害保険は2005年3月期中間決算の業績予想を下方修正した。中間純利益は当初予想を40%下回り1800億円になる。台風が多発したことにより損害額が増加したため。
ニッセイ同和損害保険は日弁連との提携を強化し、自動車保険(弁護士費用等補償保険付帯)契約者向け「日弁連弁護士紹介サービス」を拡充した。自動車事故以外の場合でも同サービスを利用できるようにした。