フォルクスワーゲンのクロスオーバーSUV『ティグアン』の改良前ターボディーゼル「TDI 4MOTION Highline(TDI 4モーション ハイライン)」、改良後のガソリン「TSI R-Line(TSI Rライン)」を計4000kmほど走らせる機会があったのでインプレッションをお届けする。
フォルクスワーゲンのクロスオーバーSUV『ティグアン』第2世代モデルの改良版が2021年5月、日本でデビューした。最大の目玉はガソリン車のパワートレインが1.4リットルターボ+6速DCTから新鋭の1.5リットルミラーサイクルターボ+7速DCTに載せ換えになったこと。
◆リアクォーターウインドウ周辺が専用デザインに ◆新デザインのグリルやヘッドライトで表情一新 ◆2列シートの5名乗りと3列シートの7名乗り
プラットフォーム的には半世代ほど古くなってしまったとはいえ、後期フェイズになって熟成度がぐぐっと増して、やたら好印象を残していくコンパクトSUVが多い。その代表格が、この夏からマイチェン版へと刷新されたVW『ティグアン』だ。
VW『ティグアン』がマイナーチェンジした。積極的にSUVをラインナップしているフォルクスワーゲングループジャパン(以下VGJ)としては柱の1台となろう。そこで、今回のマイナーチェンジのポイントやラインナップの棲み分けや特徴について、商品企画担当に話を聞いた。
フォルクスワーゲングループジャパン(以下VGJ)はSUVの『ティグアン』をマイナーチェンジした。デザインに改良が加えられるとともに、パワートレインが変更。また、VGJのSUVとしては初のハイパフォーマンスモデル、『ティグアンR』を追加した。
◆現行ティグアンの生産台数の55%がロングホイールベース(LWB)車 ◆部分自動運転を可能にする「トラベルアシスト」 ◆新世代の「MIB3」インフォテインメント
フォルクスワーゲン『ティグアン』には「Active」「Elegance」「R-Line」という3グレードがあり、その中で一番装備的にも上級となる『ティグアン TSI R-Line』に試乗した。
◆クルマのバリューとは一体何だろう? ◆新しい『ティグアン』、文句の付けようがない ◆ブランドの魅力をどう捉えるか
次世代VW車のデザインはどこに向かうのか?とは、今思わされていることのひとつ。けれど、少なくともSUVモデルについては、今のところは手堅く、破綻はなさそう……だ。
◆ホイールベースは+110mmで全長は+220mm ◆フロント部分を新設計して表情を一新 ◆2列シートの5名乗りと3列シートの7名乗り
フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ)は、主力SUV『ティグアン』を4年ぶりにマイナーチェンジし、5月12日より販売を開始する。価格は407万9000円から684万9000円。
◆ホイールベースは110mm長い ◆標準ボディのティグアンと同様の改良が施される予定 ◆現行ティグアンの55%がロングホイールベース車
◆1.4リットル直4ターボ+モーターで245ps ◆GTEモードはエンジンとモーターがフル稼働 ◆予測機能付きアダプティブクルーズコントロール ◆部分自動運転が0~210km/hで可能
◆ティグアンのトップグレードに位置付け ◆「R」らしさが表現された内外装 ◆0~100km/h加速は4.9秒