日本自動車会議所は14日、東京・永田町のキャピトル東急ホテルで「春の懇談会」を開催し、自動車業界の関係者をはじめ、政界からも多数の出席者が詰めかけた。
自動車業界団体が加盟する「日本自動車会議所」、日本自動車連盟(JAF)は、相次いで自動車諸税の簡素化などを求める要望書を与党や関係省庁に出した。いずれも複雑な自動車諸税を簡素化したり、自動車取得税を廃止するなどの内容だ。
日本自動車会議所は3日、都内で2003年度通常総会を開き、事業計画や役員改選などを承認した。同時に、自動車会議所が開設準備委員会を設置して推進してきた「日本自動車会館」を来春オープンすることも正式に決めた。
日本自動車工業会や日本自動車会議所などが来春入居する予定の「自動車会館」構想が早くも頓挫する可能性が出ている。自動車業界団体の入居希望が予定よりも少なかったためだ。
日本自動車会議所をはじめ、メーカーや流通、整備、運輸、ユーザーといった自動車関連団体が一堂に集まる「日本自動車会館」が2004年早々に、東京都港区芝大門に開設されることになった。自動車会館構想が最初に打ち出されたのは1950年代半ばであり、ほぼ半世紀を経て実を結ぶことになった。
日本自動車会議所(会長・豊田章一郎トヨタ自動車名誉会長)が開設を準備してきた「日本自動車会館」が実現の運びとなった。15日までに入居先を東京都港区に決定したもの。自動車会議所や日本自動車工業会など自動車関連団体が横断的に集結。
自動車関連団体が加盟する日本自動車会議所(豊田章一郎会長)は、中央環境審議会(環境相の諮問機関)に対し、道路特定財源の温暖化対策への転用反対などを柱とする意見書を提出した。
日本自動車工業会、日本自動車会議所など、自動車に関する14団体は、自動車税制の改革を推進する横断組織として「自動車税制改革推進フォーラム」を結成した。